バイオハザードに登場する武器



 バイオハザードは、ただ逃げるだけのサバイバルホラーゲームではない。武器を手に取り、正面からゾンビ達と戦うことも多々ある。通常のホラーの場合は何かしら神懸かり的な武器(十字架や数珠、ニンニクなど)を使うのだが、このゲームでは ごく一般的な武器を使って戦うことになる。科学の失敗により発生したゾンビ達を科学の力で葬り去る、といったところか。どの作品においても 銃に対するスタッフの愛情と こだわりが伝わってくる 。

 また、多少の違いが生じることもあるが、シリーズ全体を通して
ハンドガン → (サブマシンガン/アサルトライフル) → ショットガン →
 → グレネードランチャー → マグナム
という破壊力・入手の順序は ほぼ同じで、一種のお約束となっている。
 BH4以降は登場する武器が劇的に増加しているため、ここでは主要どころのみの紹介となる。

ハンドガン
サブマシンガン/アサルトライフル
ショットガン
グレネードランチャー
マグナム



ハンドガン

 主人公が最初から持っている武器。破壊力は低いものの、射程距離が長く、入手できる弾数も多いため、対ゾンビ戦においては序盤から終盤まで活躍してくれる。序盤は 何かと弾不足に陥りがちになるが、後半になると ゴッソリと余ってしまうのは 最早お約束の展開か。


ベレッタM92FS
 (BH1他多数 〜ジル、他多数〜)
 イタリアのベレッタ社が同社のM951をベースに1975年に開発した中型自動拳銃。

 1985年に当時最新モデルだったM92FがコルトM1911に代わるアメリカ陸軍制式拳銃として『M9』の名前で採用される。 だがM92Fはスライドの耐久性に問題があり、強装弾(通常より火薬量が多い弾丸)を使用するとスライドが破損し、ブローバック時に後方に飛び出して射手に当たると云う事件が起きた為、ハンマーピンを大型化して事故対応したM92FSが現在の採用モデルで使用中。 フランス陸軍もM92G(マニュアルセーフティ機能を排除し、デコッキング機能だけを残したモデル)をGIAT社がライセンス生産した物を『PA MAS G1』の名前で制式採用している。 バリエーションとして.40口径モデルのM96、9mmx21モデルのM98などがあり、その他銃身短縮型を『センチュリオン』と呼ぶ。その優雅な外見は映画での見栄えが良いらしく、様々な映画で姿を見ることが出来る。

 バイオハザードシリーズを通して ちょくちょく お目見えする銃だが、記念すべきシリーズ第1弾のBH1ではジルの愛用銃として登場。クリスを選択した場合、ジルが落とす(と思われる)銃を彼が借用することになる。それにしてもSTARSという特殊部隊に所属しているのに、基本装備がナイフだけというクリス。どう考えても おかしいのだが、そのあたりは深く突っ込んではいけない。



H&K VP70 
 (BH2 〜レオン〜)
 第2次大戦中、物資欠乏により単純安価な拳銃をとモーゼル社に依頼して作らせたVOLKS PISTOLE(国民用拳銃)。これをH&K社が1970年代に第三国向けの安価な銃としてリメイクした物がVP70である。材質の一部にプラスティックを採用することでコストを抑えており、後のプラスティック拳銃の先駆けとなった。肝心の銃本体性能はと云うと「大きすぎ、重量があり、(DA限定で)トリガーも重いので命中精度が悪い」と評判は芳しくなく軍隊や警察の一部のみで使用されたのみに終わった。

 なお、このVP70。厳密には2つのモデルがあり、ホルスターが装着可能で3点バースト可能が物が「VP70」で、 ホルスターの装着部分を無くしバースト機能を殺してセミオート限定にした物が「VP70Z」である。

 本作品においては序盤から強化パーツを組み合わせて3連射機能を持たせることができるため、これ1丁だけで ある程度攻略を進めることができる。急接近さえしなければタイラントを(一時的にではあるが)退けることも可能。


ブローニングHP 
 (BH2 〜クレア〜)
 有名な銃器デザイナーであるジョン・ブローニング氏が生前最後にデザインしたベルギーFN(ファブリックナショナル)社の銃の一種。実際にブローニング氏がデザインした初代のハイパワーは1933年に製作された。 この傑作銃は、現代軍用オートマチックの基礎を築きあげた。9mmx19弾使用の軽快な射撃と豊富な装弾数。そしてジョン・ブローニングの思想を受け継ぐシングルアクションの確実な作動性は、第二次世界大戦中のヨーロッパ戦線に於いてイギリス、ドイツ双方に使用されたことからも容易に推測できる。また中国でもライセンス生産が行われていた。戦後も改良が加えられダブルアクションタイプのBD/A9などが生産されている。現在ブローニングハイパワーはMk3(マーク3)モデルが主流で湾岸戦争ではベレッタの信頼性不足から、米軍特殊部隊などで使用された。SASなどでは現在も使用が続けられているブローニングHPは、9mmオートマチックという分野を開拓した、最も成功した軍用オートマチックといえる。

 なお、ハイパワーと云っても別にマグナム弾の様な強装弾を使っている訳ではない。 当時のリボルバー銃や自動拳銃でも総弾数が7〜8発という時代に、1弾倉で10発以上撃てる銃の存在がハイパワーだった、という意味合いである。

 本作品において使用されているのは 恐らくMk3。クレアの他に、密かにエイダも使用している。レオンが使っているVP70よりも装弾数が少なく、また連射機能が無いため、どうしてもボウガンやグレネードランチャーに頼りがちになってしまう。


SIG SP2340
 (BH3 〜カルロス〜)
 SIG P2340(PRO)は同社製P220シリーズの基本デザインを踏襲しつつ、GLOCK拳銃で成功を収めた現在流行のポリマー・フレームを採用しイメージの一新を図ったモデルである。一見してP228/P229と良く似たシルエットである為に外観からはあまり斬新さを感じないが、その凝縮された機能には持った者にしか分からない素晴らしさがあると言われる。

 多弾装マガジン銃が一般化した現在、残弾があるにも関わらずスライド・ストップが掛かってしまった場合は通常数秒のロス・タイムが発生するが、この銃はスライド・ストップがグリップ・フレームの後部にある為、右手での操作にロス・タイムが無く射撃姿勢に入る事が出来る。また、メカニズムでは従来のSIGオートと異なり、ガバメントと同じ方式のスライド・ストップ機能でスライドとフレームの結合に一役買っており、独立したディスアッセンブリー・レバーを装備していない。セフティはマニュアルで操作するのはハンマー・デコッキング・レバーのみであり、レバーは張り出しが多きく従来タイプと比べても操作性が良いのが特徴である。

 本作品においては ジルが危篤状態になると操作人物がカルロス交代し、初めて この銃を使う機会が訪れる。が、通常カルロスにはアサルトライフルを使わせるため、このSP2340が陽の目を見ることって・・・あるのだろうか???


ベレッタM93R 
 (BHCV 〜クレア〜)
 1977年、イタリア警察の制式拳銃に採用された"ベレッタ M92S"は同国国家警察と国境警備隊に広く使用されていた。そして、ヨーロッパに広く極左テロの嵐が吹いた1970年代後半から80年代にイタリアの治安当局は戦闘能力が高くコンパクトなマシンピストルの要素が強いハンドガンの必要性に迫られた。これにより、ベレッタ M92の特殊なヴァリエーションとしてベレッタ M93Rが登場する事となった。

 このM93Rは小型のサブ・マシンガンとハンドガンの中間的なオートマチック火器であり、ハンドガン単体でも使用可能だが取り外し出来る折り畳み式のストックを装備すればより正確な射撃が可能である。射撃はセミ・オートと3点バースト・ショットの切り換えが可能であり、トリガーガード前端に折り畳み式のフォア・グリップが装備され、バースト・ショット時の射撃安定性をサポートしている。コマーシャル・モデルは存在しない為に一般には出回っていないモデルであるが、極少数がコレクター達の手に渡ったと推測される。なお、1st.モデルと2nd.モデルの外観上の違いはバレル先端部のカッティングとグリップのデザインとである。

 本作品においては 強化パーツを組み合わせることにより3連射が可能。しかもBH2の時よりも連射速度が上がっており、更には撃たれた敵の身動きが止まる時間も長くなっていることに加え、倒れている最中の敵に対する発砲も有効とみなされるため、うずくまっている敵に対して情け容赦なく撃ち込むことが可能。これはハッキリ言って快感。これ1丁があれば ハンターだろうが1回目のアレクシアだろうが、もう怖い物知らずである。惜しむらくは 強化パーツの入手が中盤頃になってしまうことか。


グロック17 
 (BHCV 〜クリス〜)
 1980年代初頭。当時、銃器業界へは新規参入だったグロック社が開発した自動拳銃。

 グロック社は参入以前からプラスティック製品を扱っていた会社であり、その利点を生かして材質にプラスティックを使用した拳銃を開発、オーストリア軍の制式拳銃トライアルに参加した。そして優れた性能を叩き出し、並み居る候補を抑えて「Pi80」の名前で次期制式拳銃として採用される。グロック17は、そのPi80のコマーシャルモデルとして、1985年にアメリカで販売された物である。発売当初は玩具的なデザインで敬遠されたが、優れた安全設計とプラスティックを多様しているため同階級の銃と比べて格段の軽量さをウリに次第に普及。現在では民間のみならず、信頼性が求められる公的機関でも幅広く使用されている。なお、このグロック社初の銃なのに何故モデル番号が「17」かと云うと、当時としては多い総弾数をアピールするためである。

 余談ながら、グロック社は宣伝活動として映画製作会社に金をばらまき、映画「追跡者」の劇中で露骨なぐらいにベタ褒めさせたのは有名な話。もっとも映画自体がさほどヒットしなかったので、宣伝効果が あったのかは怪しい。

 このシリーズにおいて意外にも(?)初登場となったクリスの愛用銃。一応 強化パーツを組み合わせることにより、破壊力が上がるらしいのだが・・・イマイチそれが実感できない上に、その頃には ハンドガンは明らかに力不足。折角 私の祖国Made in Austriaの銃だというのに、ガックリである(ToT)。とはいえ、クレアが主要武器一式を持った状態でクリス編に移行した場合、ショットガンを入手するまではクリスにとって唯一の武器になり、これが命綱となる。





サブマシンガン/アサルトライフル

 本来、これら2つは使途も用途も発生した歴史も使う弾も全くの別物である。分かり易い例でいえば、背広姿のボディーガードが使っているのがサブマシンガン、戦地で兵士が使っているのがアサルトライフル、といったところ。

 但し、バイオハザードシリーズに於いては「ボタンを押し続けている間は自動的に弾が連射される武器」という意味合いで これら2種類がひとくくりにされており、使う弾も同じ種類となっている。とはいえ、BH5では
 ・サブマシンガン→1度に装填できる段数は多いが、
  1発あたりの破壊力が低い
 ・アサルトライフル→1度に装填できる段数は少ないが、
  1発あたりの破壊力が高い
という性格の違いが鮮明になった。また、BH6では「マシンピストル」という分類が新たに登場。・・・ややこしいρ(-ω-)。

 連射する武器という特性上、弾の消費が早く、その割には敵に対して効果的なダメージを与えられない印象が強い(0〜CV)。ゲームシステムが変更された4以降は この武器で相手の動きを止め、そこから体術に繋げる流れが一般的となっている。
 尚、無駄弾を使う傾向が多いため、命中率を争う場合は不利になり、使用の際には注意が必要。



MAC11
 (BH2 〜レオン/クレア〜)
 特殊部隊用の小型サブマシンガンの開発を目指したゴードン・イングラムにより、1964年にAAI社(アキアゴ・アームズ・インダストリーズ)で設計されたイングラムM10の改良型。小型化されると同時に命中精度が上がったり、誤射率が格段に下がった一方、使う弾は従来の9x19mm弾から9x17mm弾に変更されたため、威力は減少している。

 本作品に於いてはレオン編/クレア編、または表/裏どちらでも入手可能。但しザッピングの影響を受けるため、表で入手した場合は裏で入手不可、表で入手しなかった場合は裏で入手可能となる。

 構えてから発射するまでの隙が少なかったり、動いている敵を足止めできる(タイラントを除く)反面、1発あたりの破壊力が低かったり、入手できる弾数が極めて限られている。そのため、使いどころに悩む武器。追加の弾は裏でのみ入手可能だが、そのためには表と裏で そこそこ面倒な手続き(?)をする必要が あったり、弾のある部屋には怖いモンスターがいたりするため、そこまで無理して入手すべきかどうかは疑問。



M4A1
 (BH3 〜ジル、カルロス〜)
 コルト・ファイヤーアームズ社が製造し、米陸軍が採用。他のアサルトライフルと比較すると小型で小回りが効くため、戦闘車両の乗員や将校らが使用することが多い。また、その可搬性の良さから身動きの取りづらい都市部における近接戦闘や特殊部隊、空挺部隊による特殊任務にも幅広く使用されている。現在では米陸軍兵士の大半がM4を装備している。

 本作品をライトモード(Easyモード)で開始した場合はジルの初期装備となる。それ以外では追跡者が落としたり(但し1周目のみ)、THE MERCENARIESにて購入することが可能。自分で好きな弾を製造できるという本作品独自のシステムの恩恵を受け、前作のBH2や後日作のCVと比較すると、極端な弾数制限は無い。また、連射性能・威力も(CVまでの)他シリーズと比較すると使いやすい物になっている。

 ジルが危篤になった際、操作するキャラクターがカルロスに交代するが、彼の装備はハンドガンと このアサルトライフルのみ。ハンターがウヨウヨ歩き回る場所での戦闘になるため、必然的に このアサルトライフルが大活躍することになる。


AK-47
 (BHCV 〜クレア/クリス〜)
 1949年にソビエト連邦軍が制式採用したアサルトライフル。7.62x39mmという大型の弾を採用しているため高い殺傷力を持つ反面、発砲時の反動が強いため着弾点が安定しにくかったり、また弾丸の重さ故に弾道が一直線にならないといった欠点が ある。

 本体は水没したり、歪んだ銃弾をセットした場合でも問題なく使用できる程の信頼性と耐久性を備えている、とされる。本作では南極に保管されており、これは極寒の状態でも使えるため・・・という理由だったかも!?

 ともかく、本作では南極編にて入手可能。但し前の作品(BH2、BH3)の物と比較すると撃たれた敵の足止め効果が低く、連射速度も遅く、威力もイマイチな上、弾数に極端な制限が あるため、活躍の場を どこに求めれば良いのかが分からず。せいぜい、クリス編突入後に一時的にクレアを操作する際、護身用に持たせるぐらいだべか?


AK-74
 (BH5 〜クリス、シェバ〜)
 1974年にソビエト連邦軍が従来のAK-47(BHCVにて登場)の後継として採用したアサルトライフル。後継機種とはいっても、採用されているのは5.45x39mm弾で、AK-47の7.62x39mmと比較すると かなり小さいものとなっている。そのため発砲時の反動が小さく着弾点が安定するようになり、また軽量故に初速が早くなり近距離に於ける「貫通力」という点に於いて従来を上回るものとなった。それにしてもソビエト製のアサルトライフルのデザインは米国製と比較すると・・・ごっついと言うか歴史的な重みを感じさせるというか・・・。

 本作に於いては「サブマシンガン」と「アサルトライフル」の違い/棲み分けが ある程度明確化され(使う弾は何故か同じだが・・・)、アサルトライフルに部類するAK-74は「装填できる弾数は少ないが、1発あたりの破壊力が ずっと上」という代物。サブマシンガンと同じ感覚で使って、アッという間に弾切れになって、焦った経験をしたのは私だけではないはず!

 現実世界よろしく着弾点が(他の連射武器と比較すると)安定しないため、遠距離攻撃には向かない。が、中距離攻撃時に強みを発揮してくれる。





ショットガン

 前半〜中盤における中級武器。接近戦においては一点集中型、遠距離戦においては広域拡散型の攻撃を行ってくれるため、場面に応じた戦い方を可能としてくれる。早い段階で入手できることが多く、また入手できる弾数も割と多いため、ハンドガンの次ぐらいに使用頻度の高い武器と言える。


レミントンM870
 (BH1 〜クリス、ジル〜)
丈さが評価されて、狩猟はもとより警察機構の制式散弾銃としてよく使用されている。公用モデルのM870Pは、短銃身で装弾チューブを延長(総弾数は6発)した実戦型。

 本作品の中では弾の軌道が広範囲に広がるので、使っている弾はビーズ弾と推測される。ビーズ弾とは一発で数発から数十発の弾をばらまく弾のこと。 ショットガンは弾丸を使わない代わりに、シェルというカートリッジを使する。ビーズ弾の場合はそのカートリッジに数多の弾が入っている。通常、猟では 鳥や小型の動物など、素早い動物にはビーズ弾を使用し、熊や猪などの大型動物には大きな弾が一発入っている一粒弾(スラッグ弾)を使う。スラッグ弾のほうが単発の威力はあるのだが、ビーズの方が派手なので、ゲームにはやっぱりこちらが似合うようである。

 本作品で この銃を入手するには ちょっとしたカラクリを解く必要がある。また、グレネードランチャーが出てこないクリス編に於いては貴重な中級武器となる。


レミントンM1100
 (BH2 〜レオン〜)
 レミントン社のM58散弾銃は性能は優れていたが、散弾銃故に総弾数が少ないのが難点だった。 そこで1960年代に、マガジンチューブを採用して総弾数を増加させた散弾銃を開発。それがM1100である。その完成度の高さから、散弾銃の標準として今現在でも各国の警察、特殊部隊に使用されている。携帯性に優れる反面、弾が必要以上に拡散してしまうので、威力は低くなっている。

 本作品においては 表・裏 どちらの場合でも割と早い時期に入手可能(表の場合は超・速攻で入手可能)。BH2では狭い場所において多数のゾンビに襲われる場面が多いという性格上、このショットガンが本領発揮する場は数多く揃っている。また、後半になって手に入る強化パーツを組み合わせることにより、威力・装弾数ともに上がり、使い勝手が向上する。

 それにしても、レミントンM1100は本来セミオート(手動で送弾する必要がない)なのだが、ゲーム中ではポンプアクションで送弾しているのは何故であろうか??? 強化パーツを装着することで、初めてセミオートになるようであるが・・・そのあたりは深く突っ込んではいけない。


ベネリM3S 
 (BH3 〜ジル〜)
 SWATで主に使われている、イタリアのベネリ社製のショットガン。ベネリ社は警察等の公安関係に幅広く宣伝しており、警察等でもタクティカルウエポンとして採用されている。弾の装填が行いやすい構造になっている、自動装填と手動装填の使い分けなど、警察としても使い勝手が良い。

  装弾数は7発、ショットガンとしては弾数が多い方である。これは、あくまで公的機関の為のショットガンであることの特徴である。民間用は装弾数が多いと犯罪に使われた時に大変危険なため、それほど多い装弾数ではない。

 本作品においては 序盤・・・と言うより初っぱなに入手可能。ゲームを始めてから ショットガンを入手するまでの所要時間は・・・カップラーメン1個分とほぼ同じ(但し、ムービー・イベント場面を飛ばした状態で)。BH3において 武器の弾は遊ぶ側の好みで作成できるため、ショットガンの弾を多く製造して序盤から終盤まで乗り切ることも充分に可能である。


フランキ スパス12
 (BHCV 〜クリス〜)
 イタリア軍がフランキ社に依頼して作成させた軍用向け散弾銃。同社の散弾銃PG80をベースに改良を加え、セミオートとポンプアクションのどちらでの装填可能にした珍しい散弾銃である。 装填方法の切り替え機能は状況に応じての対応が可能で便利だったが、それが返ってネックになり重量がかさばってしまい、他の散弾銃と比べてやや重い。軍用として以外にもフランスやイタリアの対テロ組織などが装備しているが、それでも売れ行きがイマイチだったのか、2000年頃に生産中止となった。

 本作品においては クリス編になって ようやくの登場。あまりの登場の遅さに、クレア編で見落としたか、はたまた今回ショットガンは登場しないものと思った人も多いはず。しかもショットガンの入手場所が・・・物凄く変な場所である(^_^;)。ともかく、クレアに主要武器を持たせたままクリス編に突入した人にとっては ショットガンが唯一の中級以上武器ということになるため、かなり重宝することになる。


RDI ストライカー12
 (BH4,5 〜レオン、クリス、
  シェバ、レベッカ〜)
 1980年代初頭にジンバブエで作成された。回転弾倉方式を採用しており、リボルバー式ショットガンとも表現できそうな品。総弾12発という数値はショットガンとしては非常に多く(通常は犯罪に用いられた場合を考慮して4発程度)、銃身も短い。が、独特の構造故に初期品は不具合が多く、設計変更が繰り返されている。

 BH4に於いてはショットガンが3種類登場するが、本ショットガンは他の2つと比較して
 ・連射が早い (セミオートのため)
 ・総弾数が多い (最大改造で100発!)
 ・弾が広域に広がる分、遠距離射撃だと威力が激減
という、接近戦に有利な特徴を多く備えている。

 BH5に於いては最大改造で100発という化け物ぶりは消えてしまったものの(但し無限弾を装着可能)、基本的な性能・癖・傾向は同じとなっている。


ハイドラ
 (BH5,6 〜クリス、シェバ、
  ウェスカー、ヘレナ〜)
 水平3連バレルの元折れ式ショットガン。本作品の世界にのみ登場する架空銃・・・と推測(Web検索しても、実在っぽい情報が引っ掛からない)。

 総弾数が少ない上に弾の再装填に時間が かかる。数値的な威力は他のショットガンより上だが、女性キャラが通常の構え方で撃つ限りは それほどの違いを感じない。

 しかぁ〜し! 男性キャラが片手打ちする際、本来の凄さを発揮する。ショットガンは弾の性質上、銃口からの距離が近いほど破壊力が上がる。反面、敵が近付きすぎていると捕まったり攻撃を受ける危険性が高まる。そんな中、このハイドラを片手撃ちする場合、腕と銃口の長さ分だけ敵と離れることができ、その状態で0距離射撃が可能。0距離射撃の場合はマグナムに匹敵する破壊力を有する。

 BH5に於いては無双すぎる存在だった反省からか(?)、BH6では随分と大人しい仕様に変更されてしまった(他のショットガンとは使う弾の種類が違ってしまう有様だし・・・)。





グレネードランチャー

 中盤戦以降において ゾンビよりも強い敵と対峙する際に活躍する武器。勿論、最終局面においてもバリバリ活躍してくれる。ゲーム中に入手できる弾数の多さ故に 活躍の場は かなり多い。

 単純に1発1発の破壊力だけを見た場合はマグナムに引けを取ってしまうが、局面・敵の弱点に合わせて 使用する弾を使い分けられるのが特徴となっている。

 通常の武器の場合、武器本体と予備用の弾を別々に持つ必要があるため、その分 アイテム欄を多く埋めてしまう。が、グレネードランチャーの場合は255発までの弾を本体に装填することができるため(あくまでゲームの中での話)、アイテム欄を1つ浮かせることが出来るという長所を持つ。逆に射程距離が短かかったり、連射速度が遅いところが欠点となっている。

グレネード弾(榴弾)
 着弾すると爆発する、いわゆる通常弾。射程距離は極めて短いのだが、逆に言うなら 近場にいて狙いを定めにくい敵に対して 割と楽に当てることができる。威力は そこそこで、下はゾンビから上は・・・その気になれば最終ボスまで、幅広く使える武器である。
 が、0においては 破壊力が極端に落ちてしまい、一撃でゾンビを倒せないこともしばしばある。オマケゲームを遊ぶ際、グレネードランチャーに入っている弾が これだった場合、泣きを見ることになる。
 5に於いては手榴弾と同じく複数のザコ敵を一気に蹴散らす際は非常に有効。手榴弾と違って狙いがつけやすく、また着弾後はすぐに爆発するため、扱いやすい。但し自分や仲間が爆風に巻き込まれると負傷することになるため、接近戦での利用には向いていない。

火炎弾(焼夷弾)
 着弾すると炎が燃え上がる弾。植物系や昆虫系の敵に対して極めて有効。また、GC版BH1の場合、1度倒したゾンビが 後々にクリムゾンヘッドとして蘇ってしまうのだが、この弾を用いて倒せば その場でゾンビが燃え尽きてしまい、蘇らなくなる。また、道ばたに倒れているゾンビに対して撃つと、ライターと灯油を使わずとも 死体を焼却することができ、結構便利である。
  5に於いては破壊力という点に着目すると頼りない。が、炎の持続時間が そこそこ長いため、複数の敵を足止めするという点に於いて利用価値が高くなる。但し自分や仲間が この炎に接触すると同じく負傷して足止めを受けるため、接近戦での利用には向かない。案外、マーセナリーズに於いて鶏を撃墜する際に有効打となるかも。

硫酸弾
 着弾すると硫酸の液体が周囲に飛び散る弾。ぶっかけられた側は たまったものではない。爬虫類系の敵やタイラントに対して有効。0においてバッテリー充電に硫酸が必要なのだが、この弾を何とかして利用しようとした人は 私だけでないはず(^_^;)。
 5に於いては広範囲の敵に対してダメージを与えられるようになった半面、残念ながら往年の(?)破壊力が失われている。1番のザコ敵と言えるマジニを一撃で倒すことができず、絶対的な優位性を発揮していた皮膚剥き出し系の敵(今作ではリッカーβ)ですら一撃で倒すことができない。但し(余程の至近距離でない限り)自分や仲間に当たっても負傷することが無いため、敵に囲まれた際の脱出手段として有効である。また、複数の敵が固まっている場合は2〜3発を連続で打ち込むことにより一掃することが可能である。

冷凍弾
 3に置いては着弾すると どの敵に対しても平均的に効果がある。が、その真価が発揮されるのはネメシス(追跡者)との戦い。マグナム以上の破壊力を発揮する。ゾンビに対して使った場合、凍り付いているくせして 液体の血を流すのだが、そのあたりは深く突っ込んではいけない。
 5に於いては冷風範囲内のザコ敵を文字通りカチンコチンに凍結させることが可能(持続時間は10秒程度)。凍結した敵は体術やナイフで確実に一撃で仕留めることが可能となる。また、この冷風は距離に関係無く自分や味方に対して無害のため、自分が敵に囲まれた際の脱出時や仲間が敵に囲まれた際の救出時に威力を発揮する。が、最も凄さを体感できるのはマーセナリーズの際。体術で敵を倒すと残り時間が5秒追加されるのだが、凍結弾にて敵を大量に凍結させ、体術で確実に破壊することによって時間稼ぎが可能になる。

対BOWガス弾
(CVにのみ登場)

 着弾すると対BOWガスを噴出する弾。バイオモンスターには格段の効き目があるものの、弾数は3発と極端に少ない。飛行機の中におけるタイラント戦だけのために存在する武器、と言っても差し支えの無い武器。

電撃弾
(5にのみ登場)

 5にて初登場。一定範囲内にいる自分・味方・敵全てに対して足止めとダメージの効果がある。破壊力は それほど高くないが、マジニであれば3発程度で倒すことが可能。正直なところ、何故この武器が登場したのか、私には理解できない。

閃光弾
(5にのみ登場)

 5にて初登場。他と比較すると弾の価格が極端に安いのが魅力。直接的な破壊力は無いが、広範囲の敵に対する目くらましとして使え、怯んでいる敵に対して体術が使えるようになる。また、首ニョロニョロでっかいクルミ頭を光撃によって一発で仕留めてしまうことが可能。いずれも相当うざったい敵のため、一撃で仕留めた瞬間は快感。但し、光による目くらましが基本のため、もともと目が見えない敵(リッカーβ)には効果が無い。





マグナム

 ロケットランチャーという特殊武器を除けば、ゲーム中で最強の武器である。射程距離は ほぼ無限、敵までの距離によって破壊力が左右されない、小型であるために 構えてから撃つまでの時間が極めて短い、といった長所を持つ。入手できる弾数は極端に少ないため、必然的に使用場面は限られてくるのだが、小さな巨人と呼べる武器である。また、普通のゾンビに対して使用すると頭が吹き飛んだり、小さな敵に対して使用すると体が粉々に砕けたりと、少々危険な視覚的快感を もたらす武器として1部のマニアから熱狂的支持(?)を受けている。


コルトパイソン357マグナム
 (BH1,CV 〜クリス、ジル〜)
 1955年、コルト社は口径.357マグナムのダブルアクション・リボルバーを発表した。当時、同社が発表していた どのリボルバーよりも最高品質で仕上げ、作動も最高、そして価格も高価なものであった。それが、コルト・パイソンである。

 名銃中の名銃と言われるも その高額さ故に この機種が一般に広まることは無かった。しかしながら その機能を落とさずに低価格化を実現させるべく、キングコブラやS&Wハイウエイパトロールといった 亜種が数多く開発された。

 なお、4インチモデルはシティーハンターこと冴羽リョウの、6インチモデルは仮面ライダー クウガの一条刑事の愛銃としても有名である。殺し屋ならともかく、日本の刑事がマグナム銃を持つだなんて常識的にあり得ないのだが、そのあたりは深く突っ込んではいけない。

 BH1では最終ボスであるタイラントとの最終決戦用として使う他にも、素早くて耐久力の高いハンターとの戦いでも活躍してくれる。が、CVでは 他にも多種多様な武器があったり、マグナムを入手できるのが 猛烈に最終局面に近い場面であったり、最終ボスには直線的な攻撃が有効となりにくいため、あまり活躍できない不運を見ることとなる。


デザートイーグル
(BH2,5,6 〜レオン、クリス、シェバ〜)
 大口径のマグナム弾を使用するオートマチックハンドガンは数あるが、成功例と言えるのは 恐らくオートマグ、そして このデザートイーグルであろう。

 357マグナム、44マグナム、さらに大口径の50AEのモデルもあり、近年のオートマティック式マグナムと言えば このデザートイーグルとの答えが返ってくる。そのためか映画やテレビなどでも数多く登場する。有名なところでは「ニキータ」や「ガーディアン エンジェルス」といった女性主人公の活躍する映画でこのデカイ銃を振り回している。女性が使っているところから判断するに、あれらは357マグナムのモデルと思われる。また、映画「レオン」の主人公の愛用銃でもある。BH2の男主人公もレオンであるため、そのあたりを引っ掛けて このマグナムを登場させたのだろうか???

 BH2に登場するのは50AEモデル。割と早い時期に手に入ることと、BH2では中ボスが多く出てくるというということもあり、BHシリーズにしては珍しく、活躍の場が多いマグナムと言える。また後半では 改良することによりカスタムマグナムとなり、さしものレオンも発射後は 思いっ切り のけぞってしまうぐらいの反動が生じる。確かに破壊力は多少上がるのだが、連射速度が極端に遅くなったり、発射後の隙が大きくなるため、強化しないでおく、というのも1つの手かもしれない。

 BH5や6やRVに於いては「ライトニングホーク」という名称で登場。複数のマグナム銃が出てくる中で破壊力という点では1歩劣るが、総弾数の多さや連射速度の速さを含めた総合力・安定感では この銃が頭1つ抜けている。


S&W M629C
 (BH3 〜ジル〜)
 世間一般で俗に「44マグナム」と呼ばれている銃の型番はM29。よって、このM629はM29の改良機種ということになる。

 1935年に登場した.357マグナムを上回るリボルバーをS&Wは1955年12月に発表した。これがM29 .44マグナム リボルバーである。カートリッジはS&W44口径スペシャル弾のケースを0.125インチ長くして装薬量を増やす方式を採っている。M29リボルバーは翌年の1956年に発売され、軍や警察関係ばかりでなくアメリカやヨーロッパの銃器関連業界でも話題になった。特にC.イーストウッド主演の「ダーティーハリー」シリーズが呼び水となり、M29の売れ行きも飛躍的に上がったと言われる。そのS&W社のドル箱的製品のM29を1980年にステンレス製Nフレーム第一作として開発、それまではJ、Kフレームのステンレスモデルが有ったが、M629の登場で各フレームにステンレスモデルが採用される事となる。M629 .44マグナムは通常では4、6、8 3/8インチの3種類が用意されている。なお、M629CはM586と同様にバレル下にリブ・ウエイトが有るのが特徴である。

 本作品においては武器の弾を好きなようなオーダーメイドできるシステムが採用されているため、その気になれば 結構な量のマグナム弾を作成できる。が、マグナム弾を作るぐらいなら硫酸弾なり火炎弾を作った方が ずっと効率的なため、マグナムの使用頻度は それほど高くない。

 尚、最終ボスとの対決で「とどめを刺す」を選んだ場合、ジルはこの銃を片手で打ちまくるという荒技を見せてくれる。か細い腕の女性が44マグナムを片手で撃てるなんて常識的にあり得ないのだが、そのあたりは深く突っ込んではいけない。


カスール454
 (BH0 〜ビリー、レベッカ〜)
 世界最強の銃として一般に知られているのは44マグナムことM29である。この銃は既に世界最強の座から陥落しているにも関わらず、いまだに最強の称号を得ているのも妙な話である。

 では、本当の世界最強の銃は 一体どれになるのか? その答えに名乗りをあげる銃があるとすれば、恐らくウィルディー、そして今回のカスール454であろう。命中精度やら使い勝手を度外視したその破壊力は まさにハンドキャノンという別名にふさわしいものである。
 一般的に「銃=欧米製」というイメージが強いのだが(勿論、欧米製以外にも名銃は沢山ある)、このカスール454はブラジル製。特徴としてバレル先端部には反動を緩和させる為の8箇所の穴を開けたエクスパンション・チャンバーを採用し、冷却効果を狙ったベンチレーテッド・リブバレル、背面を赤く塗りアクセントを施したラバーグリップが挙げられる。また、安全性を考慮したハンマー後部のトーラスセフティを付属のキーによりロック可能という少々大袈裟とも思われるロック機能が付属しているのが、最大の特徴とも言える。

 なお、2002年春に公開されたジャン・レノ主演の映画「WASABI」で彼が劇中にて使用するRAGING BULLは.454カスール版ながら6連発の為、"架空銃"となっている。他にはエイリアンネイションに登場している。

 本作品において、通常では この銃を使う機会は無い。最終ボスに対して とどめを刺す際、ムービーイベントの中でビリーが使うのみとなっている。が、クリアした後に遊べるようになるオマケモードをクリアすることにより、本編で使用可能となる。プロトタイプタイラントを たった2発で仕留めてしまう破壊力、まさに化け物銃である。


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