まいけるの独り言 (マニアックな独り言)



機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー

筆者からの紹介

印象に残った台詞

モビルスーツ ガンダムGP-01ゼフィランサス

モビルスーツ ガンダムGP-01Fb

モビルスーツ ガンダムGP-02サイサリス

モビルスーツ ガンダムGP-03ステイメン

モビルスーツ ガンダムGP-03デンドロビウム

ライバル アナベル・ガトー



筆者からの紹介
  ガンダムのOVAシリーズ第2弾。0080とは打って変わり、とにかくガンダムファンの期待通りに満足のいく内容である。総合的に見た場合、シリーズ中でこの作品が1番の質であると表現しても過言ではないであろう。最後の場面を除いては。

 まず何と言ってものっけの「ガンダム対ガンダム」という展開がファンを唸らせた。初代ガンダムの3年後という設定だけあり、所々で初代ガンダムの内容が見え隠れする演出も憎い。また、「初代の後の時代」という点にファンの意識が向いている中で「Zの前の時代」という演出を入れるあたりは完全にファンの不意をつくものであった。今までのガンダムには無かった型の主題歌も見る者の心をしっかりと捕えた。

 この作品は従来のガンダム同様、連邦軍が善でジオン軍が悪という事になっている。しかし腐敗した連邦軍、信念と戦う目的を貫くジオン軍を見て、単純に善と悪とを決めつける事ができるものなのか非常に考えさせられる部分が多かった。今までの実際の歴史の上においても、こういった信念のもとに戦争が繰り返され、多くの血が流されてきた事を認識させるものでもあった。

 この作品には本編以外にもちょっとした名物があった。それはレンタル版に納められている開発スタッフへのインタビューである。その中でも特に「何度も見るためには買うしかない」と毎回言っている御方がいた。その飽くなき商売への情熱。感服の1言である。



印象に残った台詞
「ソロモンよ、私は還ってきた!」アナベル・ガトーがガンダムGP02に乗り込み、核弾頭を発射する時の台詞。あの時は鳥肌が立つほど興奮した・・と思ったら、続きは次回に持ち越しとなった。



モビルスーツ ガンダムGP01 ゼフィランサス
 連邦軍が、一年戦争から3年、久しぶりに製造に着手したRX-78型(試作)の機体。また、アナハイム社初のガンダムでもある。初代RX-78のノウハウを活かし、その直系の機体として完成させた。コアブロックシステムも「まだ」残っている。メインパイロットはコウ=ウラキ。どさくさに紛れてガンダムに乗ったはいいが、ガトーのGP-02Aとの戦闘にはなかなか勝てず、GP-01の性能評判を落とすことに貢献した(それでもポテンシャルは完全に出していたらしいが)。

 地上戦を想定して製作・調整がなされている為、宇宙ではFbに換装しなければGMにも劣る機体。が、逆を言えば地上ではFbより高性能なハズである。武器は初代と同じくバルカン、ビームサーベル、ビームライフル。ビームサーベルの柄はビームガンになる。ただしこのビームガンは、各資料にはこの状態では武装欄に書かれておらず、Fbになるまでコアファイター時でしか明記されていない。構造上は使用できるはずなのだが、ひょっとしたらジェネレーターのなどの関係で、Fbにならなければ使用不可能なのかもしれないが、詳細は不明。余談だが、ビームライフルには「ジュッテシステム」と呼ばれる小型のビームサーベルのようなものが銃身に付いており、時代劇のオカッピキ携行の十手のようにビームサーベルを受け止めることが可能である。

 本編では地上では最初こそGP-02に押されまくっていたが、コウのパイロット技術が上がるに連れて、なかなかの活躍をするようになってくる。しかしむきになり、増長したコウが地上用のまま宇宙に出撃したため、シーマ・ガラハウのゲルググM小隊に半壊まで追い込まれる。しかしゲルググのマシンガンやビームライフルを何発も食らっても爆発しなかったのは、ガンダリウム合金の強靭さを証明したともいえよう。その後、Fbに換装される。プラモ販売展開を考えた、模範的引き際である。

 GPシリーズは花の名前がコードネーム的に使われている。GP01はゼフィランサスで花言葉は「清い愛」、開発責任者であるニナのガンダム愛好者(?)としての純粋な愛が注がれていることを暗示している…かどうかは定かではない。



モビルスーツ ガンダムGP01-Fb
 アナハイム社が開発したGP-01の初期設定は地上戦闘用である。それを宇宙での戦闘用にバーニア等を増設し、OSを宇宙用に書き換えた超・高機動型宇宙戦用MS。Fb(フルバーニアン)と呼ばれる。その全身のバーニアを活かしたUFOのような動きは、デラーズ軍に「バッタ」との愛称を与えさせる程であった。

 本来、GP-01は中心核であるコアファイターをするだけで宇宙戦に対応できる予定であったが、コウが機体を大破させてしまった為、全面的な換装を行う事になった。この事により全身のシルエットがかなり変わっている。

 また、Bパーツを切り離しての状態でも機動が可能であったり(しかもニナによればその方が速いらしい)、胸部の、RX-78ではダクトがあった部分が展開し、バーニアが飛び出るという面白い機構があったりする。GP-02との戦いでは相手をつかまえ、このバーニアを全開で吹かして相手を焼くというブレストファイヤーもどきの攻撃を仕掛けてくれた。しかし既にぼろぼろであったため、最後の一撃をGP-02に叩き込んだ後、動きを止めた後、爆砕した。

 ちなみにこの機体は「擱座」「大破」ではなく、「爆発」した唯一の主役ガンダムでもある(クロスボーンガンダムは除く)。



モビルスーツ ガンダムGP02 サイサリス
 ジオンのアナベル=ガトーによってトリントン基地から強奪された、ガンダム試作2号機。核攻撃を自分で行ない、そのまま戦闘空域に突入して闘うことを想定して製作されているため、放射能の遮断に関しては全ガンダム中トップクラスらしい。遮断にはガンダリウム合金が使用されるため、結果的に頑強な装甲を得ることとなった。携行兵器はアトミックバズーカと冷却装置付きシールド。また頭部にはお約束のバルカンがある。シールドは核攻撃中の機体温度の上昇を防ぐための意味合いが大きい。またバックパックに核弾頭に関係する装備が集中する為、推進系は肩のアクティブスラスターユニットに集中している。メインパイロットは強奪の張本人・アナベル=ガトー。彼の操縦により、このガンダムはその歴史の中で初めて連邦軍に牙をむいたのだ。ある意味ガンダムMK-IIの先輩である。

 本来、その重装甲や余分な兵装から対MS戦にはあまり向いていない機体ではあるが、ガトーの圧倒的な操縦技術により、高機動機であるGP-01を圧倒し続けた。しかし核弾頭を発射した直後の戦闘で、コウの捨て身の攻撃により兄弟ともいえるGP-01と相打ちになり、爆発する事になる。

 GPシリーズには花の名前が冠されているが、GP-02Aにはサイサリスの名が付けられていて、その花言葉は「裏切り」これは核の仕様を禁じた南極条約に対する「裏切り」なのだろうが、結果としてガトーに奪われることで連邦を「裏切る」こととなってしまう。



モビルスーツ ガンダムGP03 ステイメン
 デンドロビウムの付属物(?)。かなりの高性能のはずだが原作においても、ゲームにおいてもまったく生かされることのない不遇な存在。だいたいあのデンドロビウムにおいて必要なのかどうかも怪しい。主役はガンダムにのらなきゃ、ということか? その理由にされている気がする。

 背面・腰部の大型スラスターにより、高機動行動が可能(GP-01Fbにはさすがにかなわないが)。正面から見ると初代ガンダム、背面はZガンダム風、と、一年戦争とグリプス戦役の7年を繋ぐデザインである(とはデザイナーのカトキハジメ氏談)。



モビルスーツ ガンダムGP03 デンドロビウム
 連邦によって記録を抹消され歴史の闇に消えた旧型超兵器。本来拠点防衛用に開発されたらしく、アルビオン艦内に収納する事が出来ないほど巨大であった。戦闘コンテナアームドベースオーキスの中心部にGP-03Sステイメンを搭載。なんでもデンドロビウムがガンダム扱いで中央のステイメンがコアファイターというコンセプトで製作されたとのこと。

 この機体はラビアンローズにおいて完成しテストを待つばかりになっていたが、その時点で開発は凍結(おそらく星の屑作戦の影響によるものと思われる)。しかし、デラーズフリートのコロニー落しの真意を悟ったアルビオンがやってきた事によりその運命は変わる。ラビアンローズの指揮を執っていたナカト少佐はアルビオンへの引き渡しを拒否するが、開発者であるルセット=オデビーが実戦テストを望んでコウをそそのかし、またアルビオンのクルーも力ずくでこの機体を奪取した結果、アルビオンへとなかば強奪といった形で引き渡され(なおこの時のごたごたでルセットは死亡している)、戦いへと駆り出される事になる。

 やたらと打たれ強く、容量の大部分がコンテナなので収納武器の数も多い。ガンダムでは初のIフィールド装備を実現、また全天周モニターもNT-1アレックスに続いて採用されている。多方面に展開出来るマイクロミサイルと合わさって戦場に一機居るだけで敵MSをどばどばと落として行く悪魔の化身。そういえばこれに乗ってる時のコウは何かに取り付かれたように暴走戦闘してたな……。

 ノイエ・ジールとの戦闘中にアルテミスの鏡の太陽照射に巻き込まれ、脱出装置ステイメンを射出してその短い任を終える。 デザイナーのカトキ氏によると、ビグザムの連邦バージョンがデザインのヒントらしい。 GP03はデンドロビウムの名を持っているが、この花言葉は「わがままな美女」、これからGP03を連想するのは欲張りなまでの武装を持っていることぐらいである。


ライバル アナベル・ガトー
 長髪を後ろで束ねた姿が凛々しい、ジオン残党、デラーズ・フリートのエースパイロット。一年戦争時は「ソロモンの悪夢」と異名をとった。一年戦争休戦の3年後、ジオン再興を目指す「デラーズフリート」の、コロニー落としを中心とした「星の屑作戦」実行の中核となる。

 作戦初期に、テストのためトリントン基地に運び込まれた核搭載のガンダムGP-02A強奪を図るが、この際GP-01を駆るコウ・ウラキと宿命の出会いを果たす。戦いに対する思想のないコウを叱責し、戦闘でも圧倒して強奪に成功するが、この際コウが抱いた屈辱感が二人の因縁の始まりとなった。その後宇宙に上がり連邦主力艦隊を襲撃、入手したGP-02Aの核兵器によりこれをほぼ壊滅状態に追い込む。しかしこの際コウのGP-01Fbと相討ちとなり、GP-02Aを放棄する結果となる。彼にとってはたとえ相討ちでも、乗機を失うなどということは到底受け入れがたいことであり、以後彼の方もコウを仇敵として認めるようになった。

 GP-02Aを失った後、アクシズ(後のネオ・ジオン)よりノイエ・ジールを入手し、「星の屑作戦」の総決算、地球へのコロニー落とし作戦を実行する。この際コロニーの制御室で昔の恋人であったニナ・パープルトンと再会するがそれも束の間、遅れて現れたコウに銃で撃たれてしまう。しかしこの時、ニナが過去の恋人である彼を庇い、現在の恋人であるコウに銃を向けることで救われ、コロニーからの脱出に成功する。そして最新機GP-03デンドロビウムを駆るコウとの決着のため、ノイエ・ジールで襲いかかるのであった。だがGP-03を羽交い締めにし、まさにトドメを刺そうとしたその時、バスク・オム指揮によるグリプス艦隊のソーラ・レイ攻撃により機体が大破、自分の死を覚悟した彼は、包囲されたバスク艦隊に雄叫びとともに突っ込み、壮絶な最後を遂げたのであった。

 あちこちで書かれていることだが,やはり自分の任務に忠実な職業軍人の鑑である。その大義に殉ずる男らしさと,「ソロモンよ,私は帰ってきた!」に代表されるセリフまわしで初代ガンダム世代をしびれさせた。ニュータイプ能力なんぞに頼らないのもまた良し。同じ旧ジオンのエース、シャアがまだ甘さを残していたのに比べ、自らの理想をストイックに追い求めた姿(そのためにニナと別れたと思われる)は、正に大人の漢(おとこ)を思わせる。


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