まいけるの独り言 (マニアックな独り言)



機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

筆者からの紹介

印象に残った台詞

モビルスーツ リ・ガズィ(Re-Gz)

モビルスーツ νガンダム

ライバル シャア・アズナブル



筆者からの紹介
 ガンダム初の完全オリジナルの劇場作品である。アムロとシャアの決着の場が描かれている。話題をさらったのは何といってもシャアの「渋いおじさん」ぶりであろう。アムロも負けじとばかりに(?)原作版では恋人のお腹に子供ができちゃった設定だったのだが、いくら何でも主人公が子持ちではまずいという理由で劇場版では設定変更された。別に子持ちだっていいと思うのだが・・・。また、これとは別にブライト・ノアの「皆勤賞」も光る。何せ初代ガンダムから最前線で戦い続け、最後まで生き残ったのは彼1人なのだから。

 この作品では、とにかく「ファンネル」が多く登場するのだが、それがかえってファンから不評だったらしい。そのため、以後のガンダムシリーズでファンネルを拝見する事はできない。モビルスーツの方は前作ZZでの恐竜的な進化から一変、簡素化の方向に動いている。簡素化とは言っても、合体や変形といった機能的な派手さを省いているという意味である。



印象に残った台詞
「直撃・・・!?どきなさい、ハサウェイ!」この作品のヒロインだったクェスの最後の台詞。死を悟り、それでいながらハサウェイを救った彼女。その瞬間、彼女の頭の中をどのような想いが過ったのだろうか。



モビルスーツ リ・ガズィ(Re-Gz)
 Zガンダムを再設計し、量産化をめざした機体。その名の由来は「Refine・Gundam・Z」の頭文字を取ったものである。高性能ではあるが、かなりの高コストであるZガンダムを量産に耐えうる物にする為、生産コストを下げ、量産性を高める様開発された機体である。具体的な変更点は、高コストの主な原因である本体に装備されている変形機構を排除し、Gディフェンサーに似たバック・ウエポン・システム(BWS)を装備する事により宇宙戦闘機に変形するようになっている。なお、BWSシステムは使い捨てであり、一度取り外した場合、再度の変形は(その戦場においては)不可能となっている。このドッキング機構を生かし、一撃離脱戦法をとるのが、この機体の特徴であったが、同コンセプトで設計された機体であるZプラスが少数とはいえ量産されたのに対し、この機体は要求されたスペックを満たしていたが、既に戦争が起こっておらず、エグムなどのレジスタンス活動しか危険な兆候がなかった事、ガンダムタイプを連邦が嫌った事などから試作の1機が作られたのみである。そのまま戦乱が起きなければ数多い試作MSの1機にしかならなかったであろうが、幸か不幸かシャアの反乱が勃発、Zガンダムの配備を希望したアムロの機体として実戦配備される事になる。往年のエース、アムロの腕の為、より高性能なヤクトドーガとは互角に渡り合えたのだが、シャアのサザビーには太刀打ちできず、アムロの機体の座をνガンダムに受け渡す事になる。その後は、ケーラが乗り込みアクシズに肉薄するが、ギュネイのヤクトドーガに、νガンダムを捕獲する為の餌にする為、なぶり殺しも同然の状態にされる。その後アムロによって回収されたと思われる同機は応急補修をされた状況でアムロを思うチェーンが乗り出撃し、クェスの乗るαアジールを撃破するが、それに激怒したハサウェイにより撃墜される。

 なお、この機体は主役が乗っていた時間わずか数分という、おそらく最も活躍してない1号ロボである。そのため本来はそれなりに高性能なのに(ジェネレーター出力、センサー有効半径はZより上である。)なんか弱いという印象がぬぐえない。ギュネイに「ガンダムもどきが!」と言われたのもそれにより拍車をかけている。なんだか可哀相なMSである。



モビルスーツ νガンダム
 シャア・アズナブルによって再興したネオジオンに対抗するために、戦力の増強が図られたロンドベルであったが、連邦政府上層部がニュータイプ(以下NT)であるロンドベルMS部隊隊長アムロ・レイ大尉を危険視していたことや予算削減によってZプロジェクト以降、新規のMS開発計画が進んでいないなどの原因で、ネオジオン側が戦線に投入して来るであろうと予測されるNT専用機動兵器に対抗できうる機体はなかった。そのためアムロはフォン・ブラウンのアナハイム工場の協力を独自に取りつけ、自分専用に自ら設計に参加、この機体を完成させ、最終チェックもなしにいきなり戦線に投入された。

 アナハイム製ガンダムとしては初めての本格的なサイコミュシステムを搭載しており、さらに秘密ルートでネオジオンから提供されたサイコフレームにより、敏感とさえ言えるほどの追随性を示す(逆に このことが仇となってケーラの死を招くことになった)。

 この機体の最大の特徴はサイコミュ誘導兵器にフィンファンネル(武装大全同項目参照)を装備していることで、これにより攻防一体の戦闘が可能である。リ・ガズィではギュネイのヤクト・ドーガにも苦戦を強いられていたアムロだったが、νガンダムに乗り換えてからは逆に手玉にとっていた。

 シャアの駆るサザビーとの戦いは最初ファンネル合戦という当時最高峰の戦いを展開していたが、その互角の戦いはお互いの武器を全て破壊し、最終的にはただの殴り合いになってしまった。シャアの一瞬の隙をついて殴り合いを制したアムロはνガンダムで地球に落下するアクシズの一部を押し戻そうとする。やがて敵も味方も一緒に押し戻そうとアクシズにとりつくが、彼らの機体は耐えきれずオーバーロードをしていく。しかし、最後にはサイコフレームの共振により発せられたオーロラで、νガンダム以外のMSははじき飛ばされ、さらにアクシズも落下コースから外れていった。
「νガンダムは伊達じゃない!」


ライバル シャア・アズナブル
 UC0088年グリプス戦争終結後は大破した百式を残して行方不明になる。その後の第1次ネオジオン抗争(ハマーン戦争)では何処で何をしていたかは不明(スィートウォーターに潜伏していたらしいのだが)。 UC0092年にスィートウォーターを艦隊により占拠、ネオジオンの復活を宣言して自らが総帥となる。この時彼は「シャア・アズナブル」と名乗っており、これ以降もその偽名は使っている(結局本名のキャスバルは使わずじまい。父親の名を背負うのが嫌だったらしい)。しかも総帥になったというのに何故か階級は大佐のまま。でも美形とウワサの素顔は出していた。

 UC0093年2月27日にインタビュー番組内で事実上地球連邦への宣戦布告を行い、3月4日には小惑星5thルナを連邦軍本部のあるチベット・ラサに落とす。同年同月アクシズを核兵器と共に地球に落として全ての人類を宇宙に追い出そうとするが、宿敵アムロ・レイに阻まれて失敗。その後の生死は二人とも不明だが、その後ネオジオンが復活したという話は聞かず、また原作ではアムロの死亡が確認されているので、おそらくシャアも死亡したと見て間違いないだろう。

 性格は冷静沈着で一見、理論一辺倒の合理主義者のように見られがちだが、父の復讐をしたりアムロとの決着を対等な立場でつける為にサイコフレームの情報をわざとリークしている事を考えると、理性ではなく感情で動く部分がかなりある。

 特に「逆襲のシャア」ではその感情論や偏狭な思想が目に付き、アムロに「地球がもたん時が来ているのだ!」と言っていたが、彼のやろうとしたアクシズ落としはその地球の生態系にとどめを刺す行為に他ならない(作品中でアムロも含め、誰もその矛盾を指摘しないのが不思議だが)。その昔ニュータイプへの革新を説いた父ジオン・ズム・ダイクンのコントリズムは地球を聖地化しようとするものであったが、実の息子のこの行状はそうした願いをことごとく踏みにじるものであった。

 シャアはスペースノイドとアースノイドの確執が戦争の根元であると考え、地球に人が住めない状態にして全ての人類がスペースノイドになれば戦争は無くなるだろうと考えたわけだが、それはかつてギレン・ザビやジャミトフ・ハイマンの唱えたエリートによる人口調節という思想と同じである。
 またギュネイ・ガスのような強化人間開発も、ニュータイプを単に優秀な兵士ぐらいにしか見なかった「地球の重力に魂を引かれた者達」(つまりはティターンズ)と同じ轍を踏んでいる。エゥーゴのクワトロ大尉と同一人物とは思えない程の変わりようである。

 またこれはクワトロ時代も変わっていないが、他人に任せられずに自分で何でもしようとする気が見られる辺り実は結構狭量でもあるようだ。それは戦闘や暗殺であろうと政府転覆であろうと同じであるらしく「私が!私がやらねば!この腐った世の中を!!」てな考えがキツイ。これは(ライバルのアムロがパイロットをやるしか能がなかったのと違い)実際にそれだけのことを何でもこなせる能力がある為なのだが、そこらへんを妹セイラにも見透かされており、「兄は危険な男」みたいな言い方もされていた。

 女グセはかなり悪く、今までに関係を持った女性の数はまさにエース級(^-^;)。年齢幅も広く、下は13歳(クェスや出会った頃のハマーン)から上は30代上の方(ナナイ)までと幅広い。ロリコンでマザコンでシスコンというのもあながち嘘ではないのかもしれない(!?)。常にララァ・スンの代わり(というより母親の代わり)を求めていたが手に入らないことに苛立っていた。

 彼の女癖の悪さは生来ではあるが、全てはララァ・スンの死亡から端を発する。本来絶対に死んでもらいたくない女性なら『戦闘に担ぎ出そう』というその発想自体間違っているのにも関わらず、ライバルであるアムロ・レイが『誤って』彼女のエルメスを撃墜したのをトコトン根に持ち、その責任をアムロに押しつけようとした。ことある毎にそれをネチネチと持ち出してはアムロをなじり、結局は『逆襲のシャア』までその勝負を持ち越した。アムロとの決着の固執はララァの死が発端であり、野望とか粛正はその『ついで』に思えるのは気のせいではないだろう。(たとえばナナイ・ミゲルのように)周りにいる美しく慈悲深い女性に(精神的には)目もくれぬその一途さには頭が下がるが『据え膳喰わぬは男の恥』で片っ端から手を出すから話がややこしくなったのである。

 ちなみにナナイは後のウッソ=エヴィンの母ミューラ・ミゲルと同姓である事から、ウッソはシャアの曾孫にあたるのでは?と言われている。名前というものは数多く存在するのだが、そんな中 わざわざナナイと同じ名字をウッソの母親に充てるということは、単なる偶然と思うには無理がある。よって、時代的に考えるとミューラはナナイの孫娘にあたり、ウッソはシャアの曾孫に当たる、と考察するのが妥当と断言する。そうならばウッソの驚異的なニュータイプ能力は遺伝による部分もあるのかもしれない。

 なお富野由悠季監督作の小説「ガイア・ギア」はガンダム世界の遥か未来を描いているが、この作品の主人公アフランシ・シャアは「宇宙移民運動の指導者」(美化し過ぎでは?)シャア・アズナブルのクローンである。

 戦闘力(MS操縦能力)は冒頭でも述べたとおりずば抜けており、一機で戦局を左右するほどの腕前。士官学校を出ている為か、作戦指揮等もとれるし艦隊戦も指揮出来るが、やはりMSに乗って先陣を切るのが好きなようである。

 初代ガンダム作中ではアムロのニュータイプ能力に追いつけないことに苛立ちを覚えていたが、Zガンダム以降では7年でその差を埋めたのか(それともアムロが地球での生活で錆びついていたのか)彼と同等のニュータイプ能力者として他を寄せ付けない戦いぶりを展開していた。

 乗機は一年戦争開戦時がMS-06CザクII、その後MS-06SザクII(いわゆるシャア専用ザク)、MSM-07Sズゴック、YMS−14ゲルググ(小説版ではMS-09Rリック・ドム)、そしてMSN-02ジオング。クワトロ時代はおいておくとして第2次ネオジオン戦争(いわゆる「シャアの反乱」)ではMSN-04サザビー。考えたら彼の専用機ってのはサザビーが初めて、って事か(ジオングは本来別のニュータイプ試作機だった)。

 ジオングとクワトロ時代に乗った百式以外は全て真っ赤なカラーリングの機体だが、これは旧世紀の第1次世界大戦に於ける撃墜王「レッドバロン」マンフリード・フォン・リヒトホーフェン男爵にあやかったものらしい。

 彼の名前はフランスのシャンソン歌手シャルル・アズナブールに由来している。またガンダムWに搭乗するゼクス・マーキスことミリアルド・ピースクラフトが彼の一年戦争時代からの生涯のオマージュであるのは100%真実であると思われる(共に仮面被り/本名は別にある/妹がいる/地球上に何か落とそうとした)。


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