まいけるの独り言 (マニアックな独り言)


機動戦士Vガンダム

筆者からの紹介

印象に残った台詞

モビルスーツ Vガンダム

主人公 ウッソ・エヴィン

筆者からの紹介
  ZZガンダム以来、約10年ぶりのテレビ版のガンダムである。富野監督が新しい世代のガンダムファンを開拓するべく自ら監督を買って出た。が、残念ながら話の難しさや内容の重さが祟ってか、むしろかつてのガンダムファンに受けたものの新世代ファン開拓にはつながらなかった。

 この作品、話の難しさはシリーズ中でも上位と言える。1回でも見逃したら話についていけなくなる。逆に言うと非常に味のある内容とも言える。が、その味を理解できた人がどの程度いたかは疑問が残る。また、多くの主要人物が命を落とすという事で、その重さはシリーズ中でもZガンダムと1,2位を争うものがある。

 この作品で印象に残る事といえば、何といっても主人公のモビルスーツであるはずのVガンダムが大量に量産され、簡単に破壊されていく点である。その光景は全盛期のザクに相通じるものがあるかもしれない。他に悪役としてカテジナという女性がいたのだが、彼女を見て女性不信に陥った殿方は数知れない。私もこの作品を見て以来、女性を見る時はいちいち疑ってかかるようになった。



印象に残った台詞
「カテジナさ〜ん!」主人公ウッソが悪女のカテジナと戦う時、いつも名前を叫んでいた。いい加減、自分が騙されていた事に気付けよ、オイ。



モビルスーツ Vガンダム
 神聖軍事同盟リガ・ミリティアがその持てる力をフルに出し切って開発した新世代MS。正式名称「ヴィクトリーガンダム」。俗にヴィクトリータイプとも呼ばれる。頭部のV字型アンテナが特徴。開発には本物のジン・ジャハナム(ハンゲルグ・エヴィン)とその妻ミューラ・ミゲルがかなり関与しているらしい。パイロットは二人の息子、ウッソ・エヴィン。

 ガンダムという名前は、初代RX−78登場から70年以上経過しているこの時代でも神話的強さを持ったカリスマのような存在であり、また過去の歴史においてガンダムの存在する軍は常に勝利を重ねてきた、ということにあやかって付けられた。直接的にはガンダムの直系ではないのかもしれない。がその特徴であったコアブロックシステムの搭載、また過去のガンダムタイプがそうであったようにこの時代における最新技術を集めて作られている(試験的ながらミノフスキーフライトシステムを採用)。まさにリガ・ミリティア期待の星。

 この機体の最大の特徴はその自由度に高さ。稼動可能部分のあそびが非常に大きく作られているため、極端な話、各部を180度回転させ真後ろに腕を回して後ろ手にビームライフルで照準を合せて射撃、なんていう器用な真似も難なく出来る。ウッソの型にとらわれない自由な発想によりさまざまな作戦が考案されるが、それらすべてが再現出来たのもこのVタイプの自由度の高さによるところが大きい。

 また、この機体に採用されているA・B・Cパーツによる変形合体というコンセプトは、一見すると機体の複雑化がUPするため、設備の整いにくいゲリラ組織では扱いにくく、かつコストの上昇に繋がるかのように映るが、量産とゲリラ活動という目的を念頭に置いて考えた場合、各パーツに分断しての生産ライン確保の容易さ、1パーツが破壊された場合の補充の簡便さ、また小型キャリアーによる運搬のしやすさなどなど、かなりの面で有効に使用出来るので結果的にコストダウンが図れたのである。

 運用面での汎用性向上のため、全身に8ヶ所のハードポイント(各種装備マウント可)を持つ。これの存在により、追加装備の付いたVダッシュやVセカンドのような機体への容易な変更も即座に可能となるのである。

 作中、リガ・ミリティアの量産ラインに乗ったVタイプは、一定以上の位の士官には優先的に支給された。マーベットやシュラク隊である。


主人公 ウッソ・エヴィン
 リガ・ミリティア所属の少年パイロット。階級は無し。ガンダムシリーズ宇宙世紀系列(つまりは富野監督のガンダム作品)の主人公中、唯一の地球生まれの地球育ち。両親がリガ・ミティアに所属しているからか、一人でカサレリアで暮らしていたらしい。畑仕事が好きで、コロニー内の畑の土を口に含み「まるで味がない」と言っていた。幼少の頃より、両親から生存術を含む戦士としての教育を受けていたため、フィールドにおけるサバイバル能力が高く、空からモビルスーツに飛び乗るというサーカスまがいの芸当を二度もやってみせる運動能力の持ち主。その上、勉強もできる多芸の子供である。また、元々は育ちがいいのか言葉づかいが丁寧で、クロノクルをさん付けで呼んでいた。

 初めて乗り込んだモビルスーツを、ド素人にしてはかなり器用に使いこなしたことから、「スペシャル」としての潜在能力を買われ、負傷したマーベットの代打としてVガンダムのパイロットとなる。ウッソがこのようにMSを操縦できたのは、彼の家に両親が残していったMS操縦シュミレーター(なんとザク用)があったおかげでもある。なるほど、いきなり奪ったシャッコーにマニュアルもなしで乗り込んで、そのまま操縦できても納得行くようなうまい設定である。かくして、彼はうやむやの内にリガ・ミティアのエースパイロットとしてザンスカールとの戦いに加わることとなった。

 年上のお姉さまにモテまくり、胸に顔を埋めるわ、キスはされるわと、いいおもちゃにされていた。またルペ・シノに捕まったときにいたっては風呂場に乱入され、「恐ろしい拷問」(byシャクティ)を受けてしまう。

 物語の進む中、シャクティの独りよがりな行動に振り回されたり、大人達の勝手な思惑に困惑しながらも、ただひたすら戦いに身を投じる。みんなを守るため、また自分が生き残るために戦火に身を投じ、がむしゃらに戦ううち、「大人」達の振りかざす主義主張の虚しさ、それによって無駄死にしていく人たちへのやりきれない思いをつのらせていく。母親の死を目前で見せられたり、父親の死を直感で感じながらも淡々と戦闘に戻っていく姿は異様で、薄ら寒いものがあった。これが、かつて両親が施した「戦士としての教育」の賜物なのか、それとも繰り返される虚しい戦いに疲れ果てた結果なのか。どちらにしても、彼の両親はあまりに我々の知る範疇の「ごく一般的な両親像」とかけ離れすぎていた。それ故、敵として倒した相手に対して「どうして!?」と、問い叫ぶ彼の姿が印象に残る。

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